嫌いなアイツとの恋愛のやり方
「……はぁ 」

口から溢れるのは溜息と、願わくば文句の一言くらい言ってやれば良かったという後悔と。

そう思いながらも、頭の中では今日買って帰る材料のことを考えているもんだから。

あながち“お人好し”なのは嘘ではないなと自ら納得。


「莉子ちゃん、終わりそう?」

「へ?」

手元は動いていたが任されていた仕事の効率はさほど良くはなかったみたいで。

「もう定時だけど、手伝おうか?」
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