闇にのまれた光
5人のパートナー
宮城「月羽ーお前で最後だ。」
『はっ、はいっ!』

美代「頑張ってきてね。」
歩「負けるなよ。」
『あぁ。』
小さな声でそういう。



『我契約せし者。我の前に姿を現しパートナーとなりたまえ。』
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!!!!!!!!!!!!
ピッシャァァァァァァァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

次の瞬間、私は黒い空間にいた。

『…ここはどこだ…?』
あたりを見回すと、私を見つめる五つの目。

『私の前に姿を現せ。』
ケツァルコアトル「貴殿が我らを呼んだのですな?」

ティアマト「ふむ…ただの少女に見えるが…。」

フェニックス「貴方の魔力の流れ方を察するに只者ではないですね。」

ガンダルヴァ「うわぁっ俺らの御主人様は闇をお抱えみたいっすねぇそれにとても美しいククッ」

ドライアド「まぁまぁ落ち着きましょう。まずは自己紹介をしなくては。」

『いい。お前らの事は知っている。』

…まさか五つも出てくるとは。
それも全て天級。


『私は天月月羽。闇の人間であり……殺し屋だ。』
フェニックス「殺し屋…いつか聞いた名前です。…確か…人間を殺すとか。」

『あぁ。そして、銀の王族の、最後の生き残りだ。』

そういった途端、全員が私を囲んだまま膝まづいた。

…はっ。
ガンダルヴァ「……無礼をお許しください。」

一言、冗談なしに呟いた。

『頭を上げろ。私は所詮生き残りだ。』

ケツァルコアトル「生きておられたのですな…。おぉ、やはりお美しい。」

ドライアド「でも、銀髪じゃないし、目も青色じゃないですわよ。」

パチンッ
私が指を鳴らすと、元の姿に戻った。
ティアマト「…変装が上手いのですか。」

『敬語はやめろ。どうせパートナーになる仲だ。位など気にするな。
まずはケツァルコアトル。
お前はクロだ。

ティアマト。
お前はハク。

フェニックス。
お前はフェア。

ガンダルヴァ。
お前はアイン。

ドライアド。
お前はカレンだ。

私は闇に生きる存在だ。お前達にとっては憎むべき存在。それでも私に着いてくるか。』

フィア「当たり前です。これ以上最高な場所はないでしょうから。」
ハク「月羽に選ばれてよかったと思っている。」
クロ「月羽がよろしいようで。」
アイン「俺だって月羽がいいっすよ~」
カレン「よろしくお願いしますわね。」


ふっ……
『あぁ。行くぞ。お前達のお出ましだ。』

ゴロゴロと鳴り響いていた天気は回復し、中から私達が現れた。


全員が、目を見張った。
美代「あーららぁ…」
宮城「…全部……天級……?…いや…嘘だろ……」

?「……天級の中でも最上位の神々が…5つ…」

歩「ここまでとは…驚いたな…」

会長「と、…とにかく…生徒会室に来い。」

クロ「こやつは誰ですかな?」
『この学園の会長ですよ~』
ハク「あやつとどちらが強いのか教えていただきたい。」

『私だよ~』
フィア「では従わなくてもいいんですね。」
『いやぁ…会長さんだからね~』
アイン「面倒くさいっす。早く帰りたいっすよぉ月羽ー」

『まぁまぁ。』

生徒会長と宮城先生が前を歩く。
美代と歩以外の生徒は倒れたため、病院に搬送だ。
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