闇にのまれた光
パートナー
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『おはよう。』
歩「おはよう!」
午前7時半。
廊下で待ち合わせとなり、羽のついた無石をつけて出てきた。

美代「もぉ今日もかわいぃ~!!」
抱きついてきた美代を引き剥がしため息をつく。
『早く行くぞ。』
美代「はいはぁーい!」

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宮城「あー今日はパートナー召喚だー適当に並べー」
今日も適当だな。

美代「並ぼぉ!」
『う、うんっ!』
演技のスイッチが入った事を分かったのか、自然と受け流してくれた。

『あっ、そういえば二人共っ、魔力はいくらなの??』
歩「私は9万5千だよ。」
美代「美代はねぇ、9万だよぉ!」

『ふ、二人共凄いなぁ…』
歩「そうかな?月羽は確か6万だったよね?」
『うんっ…二人には敵わないなぁ…』

そんな話をしていると生徒会の一人が話しかけてきた。

?「魔力は6万なんですね。」
チッ
『あっ、はい…っ』
?「どんなパートナーかなぁ♪見るの楽しみだよね月羽ちゃん♪」

『そ、そうですね…っ』
なぜ私なんだ。
歩「あ、そろそろつくよ。」
『うんっそうだねっ』

一番はじめは男子生徒。

男子「我契約せし者。我の前に姿を現し、パートナーとなりたまえ。」
ブワァッ
出てきたのはライオン。

神級か。

段々と進んでいき次は生徒会の番になった。

よく敬語を使うやつになった。
?「我契約せし者。我の前に姿を現し、パートナーとなりたまえ。」

ブワァァァァァァ!!!
……神級。
スレイプニルか。

白い馬が出てきた。
?「スイルと言います。これからよろしくしてあげてください。」

とても嬉しそうな表情だ。

次は書記の
「よろしくね♪」
とか音符がよくついているやつの番だ。

?「我契約せし者。我の前に姿を現しパートナーとなりたまえ。」

パァァァァァァァァァ!!!!
出てきたのは…エキドナ。



上半身が女、下半身が毒蛇の神級パートナーだ。

?「ユンだよ♪よろしくしてあげてね~♪」

?「よっしゃ次は俺だな!!」
騒音の書記がでかい声を上げる。

?「我契約せし者。我の前に姿を現し、パートナーとなりたまえ。」

ブワァァァァァァ!!!
出てきたのは…
ラドン。神級だ。

黄金のリンゴを守りし竜。
?「レオンだ!!よろしくしてやってくくれな!!」

次は私の正体を見破った男。

?「我契約せし者。我の前に姿を現しパートナーとなりたまえ。」
パァァァァァァァァァ!!!!

出てきたのはテーバイのドラゴン。
毒蛇
神級だ。

?「…ドラだ。よろしくしてやって。」

そして次は美代。
美代「行ってくるねぇ!」


美代「我契約せし者。我の前に姿を現しパートナーとなりたまえ。」

フワァァァァァァッ
この輝き…ニンフか。

神級の妖精だ。
美代「ふふ~!フウって言うのぉ!よろしくしてあげてねぇ!」

次は歩。
歩「我契約せし者。我の前に姿を現しパートナーとなりたまえ。」

パァァァァァァァァァ!!!!
出てきたのはケンタウロス。

森を守る人間と馬が混ざった神級。

歩「この子はスーロ。よろしくしてあげてね。」

次は会長だ。

会長「我契約せし者。我の前に姿を現しパートナーとなりたまえ。」

ブワァァァァァァ!!!
煙に包まれたかと思うと、出てこなくなった。

煙の中、相手の正体がわかった。

ザッハークだ。
…チッ
悪魔が出たか。
悪魔は神級の中で最も恐れられる存在。
ザッハークは悪魔を束ねる総大将のような地位を持つ。

ニヤリ…面白くなったな。


しばらくして出てきた会長は、傷だらけだった。

会長「相手の奴とやり合ってこうなった。相手も認めてくれてる。」

近寄る生徒会に対して笑顔でそう答えた。

ザッハークが出てきた途端、皆が攻撃態勢に入る。
それほど、恐れられる存在なのだ。

会長「大丈夫だ。何もしない。ハクっていうんだ。よろしくしてやってくれてもいいぞ。」

……次は、私の番だ。
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