闇にのまれた光
生徒会室
生徒会室だ。

…チッ
面倒くさいことになった。
諦めておけばいいものを。

記憶操作。




かからない?
ここは魔法が使えなくしてあるのか?

『…うぇ…め、目立つ事が…き、嫌いなんですっすみませんっ』
本音だ。
こいつらと隣の席と言うだけでかなりの注目度が集まる。

?「…でも、貴方の容姿では十分目立ちますよ?」
『それはっ…私も分かってるんです…だから…だからこそこれ以上目立ちたくない…っひ、人の目が…すごく怖いから…』

怖くもなんともない。
それを言っただけで複雑な表情になる男達。

…はっ。
?「違うでしょ。」
『え…?』
チッまたこいつか。

玲央「猫被ってないで正体表したら?」
『うぇ…え、え…?』
?「玲央っ、また貴方は」

…隠すのは困難か?
後で記憶でも消すか。
『…貴方は分かるんですね、柊玲央。』

声がとたんに低くなった。それに驚きを隠せない男達。
玲央「目的は何。」

"我が名は銀の王。記憶を消せ。"
リングを5つ外し、大量の魔力を放出させ、結界を破り無理矢理記憶を操作した。

『もう近寄ってくるなよクズ共が。』
そう言い残して証拠隠滅したあとその場を立ち去った。
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