失恋の傷には媚薬を
明日はやっとブライダルフェアに行く
両親には来年以降に、と言われていたが
準備期間もあるから
今のうちに動いて
あわよくば年内に
挙式をやってしまいたいとも思っていた
姉の死なんて、私には関係ないのだ
掃除、洗濯と家事をこなす日々
今は働きに出ていない
働こうかとも思ったが
慣れない土地もあり
亮平さんが働かなくていい、と言ってくれたので
お言葉に甘えさせてもらっている
スーパーへ買い物に行くと
「奥さん」と呼ばれたりもする
前だったらムカついた言葉も
今ではにやけてしまう
早く入籍したいと
ますます想いが募ってしまう
そんな時、インターホンが鳴る
誰だろうとモニターを見てみると
そこには意外な人物が映っていた