ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
「上手くいったな…間宮さん」
相良さんは二人の退席を見届けて、奪った眼鏡を返してくれた。
私は眼鏡を掛け、伊集院さんの顔を見る。
「これは虎兄が仕組んだのか?」
「私は人違いしただけです…すいません…」
「人違い?」
「私は彩華の元カレ・猪原先輩が此処で今日見合いすると相良さんから訊いて・・・伊集院さんの見合いを壊すつもりはなかったんです」
これは私の過失。
彼の素直に頭を下げた。
「実は猪原さんの見合いは先週で、とっくに終わってる」
「えっ!?相良さん…」
「康秋が間宮さんをスキになった動機は…君からすれば…嫌かもしれないけど。康秋は本気だ」
相良さんは二人の退席を見届けて、奪った眼鏡を返してくれた。
私は眼鏡を掛け、伊集院さんの顔を見る。
「これは虎兄が仕組んだのか?」
「私は人違いしただけです…すいません…」
「人違い?」
「私は彩華の元カレ・猪原先輩が此処で今日見合いすると相良さんから訊いて・・・伊集院さんの見合いを壊すつもりはなかったんです」
これは私の過失。
彼の素直に頭を下げた。
「実は猪原さんの見合いは先週で、とっくに終わってる」
「えっ!?相良さん…」
「康秋が間宮さんをスキになった動機は…君からすれば…嫌かもしれないけど。康秋は本気だ」