ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
「何飲む?」

「私は結構です」

「そう?」

彼はスマホをかざし、ブラックの缶コーヒーを選択。
自販機からゴトンと缶コーヒーが取り出し口に落ちた。

私はベンチに腰を下ろし、彼を待った。

「必死に君のコト思い出そうするけど…無理だな」

「別に無理に思い出さなくてもいいですよ…」

「でも、俺はずっと君を探していた」
彼は私を愛しそうに見つめ、甘い声で言った。
「えっ?」

彼のその言葉に恋愛ドラマのヒロインになったような気分になった。









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