ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
猫ちゃんは私に警戒しながらも足許に近寄って来た。
「初めまして…猫ちゃん。飼い主さんのお友達の間宮璃愛です」

買い物袋を持ちながら、その場にしゃがみ込んで、猫ちゃんに挨拶。

「えーと…伊集院さんは何処かな?」

猫ちゃんは私の言葉が理解できたのか、ゆっくりとした歩調で奥の部屋へと誘った。

「伊集院さん…」

猫ちゃんは私を彼の寝室に案内してくれた。

フロアに置きっぱなしのショルダーバックとパソコン用のバック。その向こうには脱ぎ散らかしたスーツにシャツ、ネクタイそして靴下。


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