笑いたい。
花梨 side.
__________

そういえば、私、バス通学だったけ?

「おーい、花梨!」

「あ、おかえり〜、奏汰。」

「教科書はさ、村瀬に借りれたんだけど…。」

そうなんだ…杏美に借りたんだ。


奏汰は私の前で杏美の名前を出すことをためらう。それは私のため。

奏汰は_____

「問題集でしょ?使う時貸す。」

「お!分かってんじゃん?サンキューな!あとさ…」

「はい、シャーペンと消しゴム。色ペンは借りたくなったら言ってー。」

「お、サンキュー!」

と、きっと誰しも見とれてしまうだろう笑顔を向けてきた…。

そっと前のC組を見る。

ギロッ!

!?

やっぱ見られてる。そうだよね、そりゃー。
私は目を合わせないようにそっと、右に目を向けた。

右には香恋がいて、見てくれないかなー!と見る。でも、なかなか気づいてくれない。やっと、気づいたと思ったら、香恋の左の子、(香恋にとっては後ろの子)が香恋に話しかけてしまった。


やっぱ嫌われてるな…

そりゃ、そうか…
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