ひとはだの効能
「葉月とアル、相性悪くなんてないですよ。アルがうちに来たときから、葉月もすっごく可愛がってくれてたし。私や家族の代わりにアルを散歩に連れてってくれたりもするんですよ?」
「え、でも……アルめちゃくちゃ吠えてたよね、葉月くんが来たとき」
あれは、葉月くんを見て喜んでるような吠え方じゃなかった。どう見ても、まるで不審なものを威嚇するような……。
「そうそう、私もびっくりしたんです。いきなり葉月が現れたから、私も言いそびれちゃったんですけど、アルがあんなに吠えたのってあの時だけです。ほら、前に私がぶつかっちゃったお客さん」
ドク、と心臓が音を立てる。まさか、それって……。
「確か、業者さん? でしたっけ。こないだ男性の営業さんと来てた、髪が長くて綺麗な女の人。あの人に吠えちゃった時以来ですよ。こんなこと今までなかったのに……」
「まさか……嘘だろ」
手にしていた金属性のトレイが、派手な音を立てて床の上に滑り落ちた。
「え、でも……アルめちゃくちゃ吠えてたよね、葉月くんが来たとき」
あれは、葉月くんを見て喜んでるような吠え方じゃなかった。どう見ても、まるで不審なものを威嚇するような……。
「そうそう、私もびっくりしたんです。いきなり葉月が現れたから、私も言いそびれちゃったんですけど、アルがあんなに吠えたのってあの時だけです。ほら、前に私がぶつかっちゃったお客さん」
ドク、と心臓が音を立てる。まさか、それって……。
「確か、業者さん? でしたっけ。こないだ男性の営業さんと来てた、髪が長くて綺麗な女の人。あの人に吠えちゃった時以来ですよ。こんなこと今までなかったのに……」
「まさか……嘘だろ」
手にしていた金属性のトレイが、派手な音を立てて床の上に滑り落ちた。