ひとはだの効能
 それから、今後のことについて二人で話をした。

 香澄さんからのアドバイスで、この店をオープンする前、俺がヨーロッパで過ごしていた際に習得した料理やスイーツをアレンジして出すことにした。

「必要なら、開発の人間も連れて来れるよ。リースしてもらってる機器に合わせてレシピ考案の手伝いもしてるから」
「あー、それは心強いかも。お願いできる?」

 そういう人なら、色々な飲食店の現場も見てるだろうし、メニューの客受けや採算性についても相談に乗ってもらえそうだ。

「オッケー。それじゃあ私から担当に話入れておくね。できるだけ早く予定組めるようにする」
「さすが香澄さん、頼りになる」

 感心して言うと、香澄さんは「任せておいて!」と胸を叩いた。
< 70 / 147 >

この作品をシェア

pagetop