ひとはだの効能
「アル!?」
滅多に吠えることのないアルが、けたたましい声を上げている。
ただ事ではないと思ったのか、莉乃ちゃんが慌てて席を立つ。俺もそれを追いかけた。
ドアを開けると、いきなり吠え出したアルに驚いたのか、店の前に一人の女性が座りこんでいる。……香澄さんだ。
「……香澄さん、大丈夫!?」
怪我はないだろうか。店から飛び出し、香澄さんに駆け寄ろうとした時。
「大丈夫か本間。ほら、俺に掴まれよ」
香澄さんの前に、見知らぬ男性が歩み寄る。
「……ごめん、菅井。サンキュ」
香澄さんがその腕を掴むと、背の高い、細身のスーツ姿の男が香澄さんを抱き起した。
滅多に吠えることのないアルが、けたたましい声を上げている。
ただ事ではないと思ったのか、莉乃ちゃんが慌てて席を立つ。俺もそれを追いかけた。
ドアを開けると、いきなり吠え出したアルに驚いたのか、店の前に一人の女性が座りこんでいる。……香澄さんだ。
「……香澄さん、大丈夫!?」
怪我はないだろうか。店から飛び出し、香澄さんに駆け寄ろうとした時。
「大丈夫か本間。ほら、俺に掴まれよ」
香澄さんの前に、見知らぬ男性が歩み寄る。
「……ごめん、菅井。サンキュ」
香澄さんがその腕を掴むと、背の高い、細身のスーツ姿の男が香澄さんを抱き起した。