ひとはだの効能
「は? それって元カレの結婚式に呼ばれてるってこと!?」
今にも掴みかからんばかりの勢いで訊き返す俺に、香澄さんは「うん、そうなんだよね」と苦笑いをこぼす。
聞けば、元同じ課の後輩ということで、二次会の幹事まで頼まれているという。元カレの無神経さに、さすがに呆れ……を通り越して怒りを感じてしまう。
「行くことないんじゃない、そんなの」
「そういうわけにもいかないよ。私達が付き合ってたことは誰も知らないし、指導員までしてもらって、さんざんお世話になった私が行かないって言って、変に勘繰られるのも困るし……」
「でもそれじゃ、香澄さんがつらいでしょ」
俺が訊くと、香澄さんはキュッと唇を噛んだ。
今にも掴みかからんばかりの勢いで訊き返す俺に、香澄さんは「うん、そうなんだよね」と苦笑いをこぼす。
聞けば、元同じ課の後輩ということで、二次会の幹事まで頼まれているという。元カレの無神経さに、さすがに呆れ……を通り越して怒りを感じてしまう。
「行くことないんじゃない、そんなの」
「そういうわけにもいかないよ。私達が付き合ってたことは誰も知らないし、指導員までしてもらって、さんざんお世話になった私が行かないって言って、変に勘繰られるのも困るし……」
「でもそれじゃ、香澄さんがつらいでしょ」
俺が訊くと、香澄さんはキュッと唇を噛んだ。