夢から醒めた夢



最後は足に力が入らなくなって、自分から沈んでいく。

そしたら、下から止まることなく突き上げられる。



「んっ……やぁぁっ、待っ、て……っ」



止めようにも言葉にならなくて。

もう、鼻にかかった甘い声しか出ない。

起きていられなくて彼の上に倒れ込むも、動きは止まらない。

一通り堪能したかと思えば、息も切れきれの私を下にしてまた動く。

もう、言葉にならない。

甘い声だけだ。

その声だって、出したくて出している訳じゃないけど。

止められないんだ。

全て、されるがまま。

激しいけど、優しい。

私の身体を労ってくれる。

まぁ、足腰は立たなくなるんだけど。

それでも、幸せだ。

身体を重ねていて、こんなに幸せを感じるなんて思いもしなかった。

何度しても足りないと思うぐらい、私も彼に溺れてしまっている。



「ねぇ、慎吾くん」

「ん?」




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