夢から醒めた夢
「まぁ、俺のって示したかったんだよ。独占したいんだ。だから、ペアリング」
正直に独占欲を告白されたけど、形あるものは嬉しかった。
「ありがとう。つけてもいい?」
「それはつけるよ」
そう言って、私の指に嵌めてくれた。
そして、彼も自分の指に嵌める。
確かに、自分のって主張が出来るな。
指輪を嵌めた指を眺めながら、ついニヤニヤしてしまう。
「喜んでくれて良かったよ」
「喜ばない訳がないじゃん。ペアのものって嬉しいよ」
「こんな格好で渡すってないよな」
2人で顔を見合わせて苦笑いした。
結局今、ベッドの上でお互い裸なんだ。
「まぁ、私たちらしいのかもよ。始まりも始まりだし。それに、場所がどこであろうと、格好がどうであろうと、関係ないって。重要なのは気持ち」