結論、保護欲高めの社長は甘い狼である。
あたふたする私を見ておかしそうに笑う彼は、小指を差し出し続けている。仕方ない、従っておこう……。
いい歳をした私たちが指切りするだなんて。照れ臭さを感じながら、彼の小指に自分のそれを遠慮がちに絡めた。
したり顔をする彼は、淡々と昔懐かしいフレーズを口にする。
「指切りげんまん、嘘ついたらキス百回かーます」
「はぁ!?」
「指切った」
最後の聞き捨てならないお仕置きにギョッとしているうちに、すぐさま指が離された。
私は口の端をヒクッと歪ませ、しれっとしている狼社長につっこむ。
「なんですかそれは……」
「針千本よりだいぶマシな刑だと思うが」
そう言われればそんな気もするけど、キス百回もかなりの危険性があるような……。約束を破らなければいいだけの話だけれど。
悶々と考えを巡らせている間に、腰を上げた社長はミーティングルームを出ていこうとする。その姿を見送ろうとしたものの、疑問が湧き上がってきた。
「あの、社長!」
私も立ち上がって呼び止め、振り向いた彼にその疑問を投げてみる。
いい歳をした私たちが指切りするだなんて。照れ臭さを感じながら、彼の小指に自分のそれを遠慮がちに絡めた。
したり顔をする彼は、淡々と昔懐かしいフレーズを口にする。
「指切りげんまん、嘘ついたらキス百回かーます」
「はぁ!?」
「指切った」
最後の聞き捨てならないお仕置きにギョッとしているうちに、すぐさま指が離された。
私は口の端をヒクッと歪ませ、しれっとしている狼社長につっこむ。
「なんですかそれは……」
「針千本よりだいぶマシな刑だと思うが」
そう言われればそんな気もするけど、キス百回もかなりの危険性があるような……。約束を破らなければいいだけの話だけれど。
悶々と考えを巡らせている間に、腰を上げた社長はミーティングルームを出ていこうとする。その姿を見送ろうとしたものの、疑問が湧き上がってきた。
「あの、社長!」
私も立ち上がって呼び止め、振り向いた彼にその疑問を投げてみる。