結論、保護欲高めの社長は甘い狼である。
……しかし、窓の外が暗くなり、美しい夜景が広がり始めるにつれて、人知れず私の緊張は大きくなっていた。
夜が近づいてくる。咲子ちゃんから課せられたミッションを遂行するときが、刻一刻と迫ってくる。
この間、居酒屋で酔った彼女が差し出してきたものは、仕事の合間に試作品を完成させていた媚薬チョコレート。
ミッションというのは、“社長に被験者になってもらって、媚薬の効果のほどを試してきて!”というものだったのだ。
最初はいやいやいや……と思ったものの、確かに効果が本当にあるのかどうかは気になるし、元はと言えば私の恋人作りのために始めたことだから、ここで試さないでいつやるの?という感じだ。
それに……やっぱり、心だけじゃなく身体も愛してもらいたいという欲求はある。そうなってこそ、本物の恋人として胸を張れるんじゃないだろうか。
考えた結果、バッグの中にチョコレートを忍ばせてきて、彼が気づかないうちに冷蔵庫に入れておいた。
あとは、いつ食べてもらうかが問題よね。やっぱり食後が一番自然だろうし、そろそろかしら。
タイミングを計算し、そわそわしながら食べ終わった食器を洗っていたときだ。
こちらに空いたグラスを持ってきた達樹さんの、「サンキュ」という声と、ポンと頭に乗せられた手に反応し、大袈裟にビクッと肩を跳ねさせてしまった。
夜が近づいてくる。咲子ちゃんから課せられたミッションを遂行するときが、刻一刻と迫ってくる。
この間、居酒屋で酔った彼女が差し出してきたものは、仕事の合間に試作品を完成させていた媚薬チョコレート。
ミッションというのは、“社長に被験者になってもらって、媚薬の効果のほどを試してきて!”というものだったのだ。
最初はいやいやいや……と思ったものの、確かに効果が本当にあるのかどうかは気になるし、元はと言えば私の恋人作りのために始めたことだから、ここで試さないでいつやるの?という感じだ。
それに……やっぱり、心だけじゃなく身体も愛してもらいたいという欲求はある。そうなってこそ、本物の恋人として胸を張れるんじゃないだろうか。
考えた結果、バッグの中にチョコレートを忍ばせてきて、彼が気づかないうちに冷蔵庫に入れておいた。
あとは、いつ食べてもらうかが問題よね。やっぱり食後が一番自然だろうし、そろそろかしら。
タイミングを計算し、そわそわしながら食べ終わった食器を洗っていたときだ。
こちらに空いたグラスを持ってきた達樹さんの、「サンキュ」という声と、ポンと頭に乗せられた手に反応し、大袈裟にビクッと肩を跳ねさせてしまった。