彼と恋のレベル上げ(10/6おまけ追加)
私が頭の中でそんなことを考えているのを気づいたのか勘違いしたのか、むぎちゃさんが言う。
「なんか、固まっちゃってるけど大丈夫?」
「イメージそのままでかなりかわいいっしょ?」
「だねーリアルのがもっといじりがいがありそうだよね」
むぎちゃさんとキューブさんの怖い会話が聞こえてきてあわてて反応してみたけど、
「え?あ、あの?」
「こっちの世界にモモちゃん戻ってきたみたいだから、自己紹介しとこうか」
ニッコリと微笑んで言うむぎちゃさん。
この際意地悪な反応には目を瞑っておこう。
だってほんとに自己紹介がまだだったから。
「じゃあ俺から。むぎちゃです。まー女子キャラだけど御覧の通り男子です」
きれいな顔で微笑みながら挨拶するのはやっぱりむぎちゃさんで。
男の人なのにまゆげも整っていて、肌とかもきれい。
「ゾロです。…あー別に怖くないから。」
「ちょ、それ、見た目怖いって認めてるみたいじゃん」
隣のむぎちゃさんはケラケラと笑いながら鋭く突っ込む。
この二人はリアルでも知り合いだって言ってたから普通のやり取りなのかな?
いや、でも怖くないって言っても。
目の見えないサングラスとその短髪はちょっとだけ怖い。
そんな事を思っていたら今まで静かにしていた雪姫さんらしき人が急に口を開いた。
「はぁ。ものすごい緊張してたのにっ。むぎちゃん変なこと言うからっ」
「なにそれ、雪姫。自己紹介が先だってば」
残すところ雪姫さんしかいないのだから、雪姫さんには違いないのだけど。
ちゃんと自己紹介させようってところがキューブさんぽいというか。
「雪姫です。実は人見知りで緊張してます」
「ユッキー、かわいー」
やっぱり茶々を入れているのはむぎちゃさんで。
隣のゾロさんにギロって睨まれてた。
なんだかそんなやり取りも普段のチャットのやり取りと似てて吹き出してしまった私。
「ほら、雪姫。モモちゃんに笑われてるよ?」
「あ、いえ。雪姫さんの事笑ったわけではなくて、あの。なんかいつもの文字のやり取りが目の前で繰り広げられててそれがなんかおかしくて」
「しかも初めて会った感じしないでしょう?」
「はい、そうですね」
実際会うのは確かに初めてなのに、いつもゲーム内であっているからなのか。
最初は緊張していたのにいつのまにかそれもなくなってた。
「なんか、固まっちゃってるけど大丈夫?」
「イメージそのままでかなりかわいいっしょ?」
「だねーリアルのがもっといじりがいがありそうだよね」
むぎちゃさんとキューブさんの怖い会話が聞こえてきてあわてて反応してみたけど、
「え?あ、あの?」
「こっちの世界にモモちゃん戻ってきたみたいだから、自己紹介しとこうか」
ニッコリと微笑んで言うむぎちゃさん。
この際意地悪な反応には目を瞑っておこう。
だってほんとに自己紹介がまだだったから。
「じゃあ俺から。むぎちゃです。まー女子キャラだけど御覧の通り男子です」
きれいな顔で微笑みながら挨拶するのはやっぱりむぎちゃさんで。
男の人なのにまゆげも整っていて、肌とかもきれい。
「ゾロです。…あー別に怖くないから。」
「ちょ、それ、見た目怖いって認めてるみたいじゃん」
隣のむぎちゃさんはケラケラと笑いながら鋭く突っ込む。
この二人はリアルでも知り合いだって言ってたから普通のやり取りなのかな?
いや、でも怖くないって言っても。
目の見えないサングラスとその短髪はちょっとだけ怖い。
そんな事を思っていたら今まで静かにしていた雪姫さんらしき人が急に口を開いた。
「はぁ。ものすごい緊張してたのにっ。むぎちゃん変なこと言うからっ」
「なにそれ、雪姫。自己紹介が先だってば」
残すところ雪姫さんしかいないのだから、雪姫さんには違いないのだけど。
ちゃんと自己紹介させようってところがキューブさんぽいというか。
「雪姫です。実は人見知りで緊張してます」
「ユッキー、かわいー」
やっぱり茶々を入れているのはむぎちゃさんで。
隣のゾロさんにギロって睨まれてた。
なんだかそんなやり取りも普段のチャットのやり取りと似てて吹き出してしまった私。
「ほら、雪姫。モモちゃんに笑われてるよ?」
「あ、いえ。雪姫さんの事笑ったわけではなくて、あの。なんかいつもの文字のやり取りが目の前で繰り広げられててそれがなんかおかしくて」
「しかも初めて会った感じしないでしょう?」
「はい、そうですね」
実際会うのは確かに初めてなのに、いつもゲーム内であっているからなのか。
最初は緊張していたのにいつのまにかそれもなくなってた。