夢を追え!!
「たかが高校生の部活に、あんたもゆきくんも必死ね」
「ッゆきのこと何も知らないくせに、何その言い草!!」
ゆきが、どれだけ必死にここまで来たと…。
望は足を止めて振り返る。その顔は妙に冷静で、何か失言したような気にさせられる。
「知らないくせにって、ゆきくん自分のこと話さないじゃない。なんか訳ありなんだろうなって思ってるけど、話してくれなきゃ分かるわけないよ」
確かにそう。ゆきは話してない。1番大切なこと。本来なら知っておいてもらうべきこと。
でも、ゆきはそれを話す気はなくて、ずっと隠し通すことを決めている。
私に口を出す権利は、ない。
「さっきの言葉は撤回するわ、ごめんなさい。…でも、ゆきくんが隠し事を続ける限り、こういうことは多くなると思う」
「…そうね」
結局、それだけしか言えない。