夢を追え!!

望はこの話はおしまいと切り上げてさっさとグランドへ向かう。

私が何も言えないことを分かってる…。

あえて話を戻して追求されるのも嫌。望の後ろを追いかけていく。

グランドに行くと、待っていたらしい部員たちがストレッチをしていた。

「あ、マネージャー」

「ちわっす」

「お疲れ様です」

私たちに気づいた部員たちはストレッチをしながら声をかけてくれる。

「白鳥さん、監督は?」

「今日は休みよ。月曜日に支障が出ないようにって。練習メニューは連絡されてるわよ」

「雪兎の怪我、大丈夫なのか?」

「土日休めば何とかって」

当たり障りない返事。

納得したのか、それ以上ゆきのことを聞いてくる様子はなかった。

それに、安心してしまう自分が嫌になる。
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