君を愛していいのは俺だけ
それから予定されていた打ち合わせと取引先への訪問を済ませ、ついでにランチも取って社に戻ると既に夕方だった。
滝澤さんも多忙なようで、今日はまだひと言も話せていない。周りの同僚も慌ただしくしていて、年末セールの追い込みの時期を肌で感じた。
十七時を回った頃、佐久間さんから慰労会の場所がメールで送られてきた。
開始時間は十八時半からで、遅れてくる人は先に佐久間さんへ連絡を入れるようにと指示があった。
ひと通りの業務を済ませた私は、十八時には退社して冬の街へ。
セール担当だったMDの先輩を待っていようと思ったけれど、客先と打ち合わせの電話が長引いていて、先に店へ向かうことにした。