君を愛していいのは俺だけ

【今から帰るよ。仁香はもうゆっくりしてる頃かな?】

 二十時過ぎ、陽太くんからのメッセージが届いた。
 面倒くさがることなく、毎日連絡をくれる彼の誠実さを感じる瞬間でもある。


【お疲れさま。さっき夕食を作って、のんびりしてるところ】
【また体調を崩さないように、早めに休んで。明日は午前中に迎えに行くから】

 明日は念願のドライブデートの約束をしている。
 なんの疑いもなく帰宅した瞬間の、彼の驚きを想像するだけでわくわくして、笑みがこぼれた。

 それに、今日は仕事中にあんなことをされたおかげで、しばらくドキドキが止まらなくて困ったんだから、大いにびっくりしてもらわなくちゃ。


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