君を愛していいのは俺だけ
抱きしめてくる彼の腕の力がふと緩んで、視線を上げる。
まっすぐで揺らぎのない瞳に見つめられると、やっぱり胸の奥が苦しくなるほど想いが募って、視線を逸らしてしまった。
なにも言わずに彼が見つめてくるから、私は胸元から顎先へと彼の身体を瞳でなぞる。
「時間切れ」
「っ!!」
突然大きく視界が揺れてベッドに押し倒された。彼の妖艶な表情に飲まれていくのが、こんなにも心地いいなんて思いもしなかったな……。
「俺だけ、見てなさい」
どこにも触れられていないのに、身体も呼吸も瞳も、すべて縛られているようで、焦がれていた彼に愛される喜びに心が震える。