君を愛していいのは俺だけ
ドキドキと鳴る鼓動が、容赦なくボリュームを上げる。
頬を紅潮させた火種が、ワインとともに全身にくまなく回っていくようだ。
熱い視線の糸を、彼が端から手繰り寄せていく。
「よくできました」
鼻先の距離でさらに数秒間見つめ合った後、彼は甘い甘いキスを降らせ、指を絡めて手を繋いでくれた。
「そんなに緊張しないで。大丈夫だから」
ふと表情を緩めて微笑まれると、また鼓動が鳴る。
おもむろに繋いでいた手が引き寄せられ、丁寧に唇を寄せた彼の瞳から目を逸らせなくなった。