【完】溺愛飛散注意報-貴方に溺れたい-

「てめぇら、何してんだ?あぁ?」

「寺門…」

「人の女に手ぇ出してんじゃねぇよ…おら、怪我したくなけりゃ、そいつをさっさとこっちに渡せよ」

「はい、そうですかって、素直に言う事聞くわけねぇだろーが。いい機会じゃねぇの、寺門さぁ?オレ達と遊ぼうぜ?コイツ賭けて、さ?」

「そいつは、関係ねぇ。さっさと渡さねぇと容赦しねぇぞ?」



タイミングよく物凄い形相のせんぱいが教室のドアの所に現れて、そう、彼等に凄んだ。



「さぁて、寺門くん?今の現状を見て、よーく考えた方がいいんでない?どう考えても、お前の方が部が悪いだろーよ?」



でも、この3人はへらへらと笑って、せんぱいの言葉を全然聞こうとしない。

そればかりか、私の体を自分達にわざと密着させて…せんぱいのことを挑発する。

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