【完】溺愛飛散注意報-貴方に溺れたい-
あれ?


私は、何か違和感を感じる。

でも、その違和感が何なのかが分からない。



…綺麗な瞳…。
その吸い込まれそうな瞳に、思わず身を乗り出しそうになって、担任から注意を受けた。



「もうっ」と心の中で思う。


もう少しで、頭の中に浮かんできそうだったのに。
それが誰なのか、そしてこの胸に浮かんだ違和感がなんだったのか、記憶の彼方に飛んでいってしまった。



でも、今の一瞬の出来事が、今後特別なワンシーンになるだなんて思いもしなかった。

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