【完】溺愛飛散注意報-貴方に溺れたい-
「未麻ー?今日、帰りそこのクレープ屋さんに寄って行こ?」
「ー…ごめん、今日はちょっと…」
「えー?またKAZU?」
「うん…今夜はまた『密会』を再開してくれるって…プレミアチケット当たっちゃって…」
「えー!?マジで?整理券何番、何番ー?!」
「それが……これ…」
興味津々円香におずおずとチケットを渡すと、円香は瞳を大きくして今にも叫びそうになる。
「ちょ、これ!めっちゃ前の方じゃん?キャパどんくらい?」
「えと…場所が『クレセント』だから…」
「うーわー!そこ50人入るか入んないかじゃーん!!」
「わ、ちょっと、円香、興奮し過ぎだって…」
今にも私に迫って来そうな勢いの円香を「どうどう」となんとか押さえて、私は苦笑いを浮かべる。
緊張、してるせいかもしれないけれど、胃が痛い。
こんなんで、一人ライヴになんか参戦出来るのか…手元に戻ってきたチケットを眺めて、小さく溜息を吐いた。
「ー…ごめん、今日はちょっと…」
「えー?またKAZU?」
「うん…今夜はまた『密会』を再開してくれるって…プレミアチケット当たっちゃって…」
「えー!?マジで?整理券何番、何番ー?!」
「それが……これ…」
興味津々円香におずおずとチケットを渡すと、円香は瞳を大きくして今にも叫びそうになる。
「ちょ、これ!めっちゃ前の方じゃん?キャパどんくらい?」
「えと…場所が『クレセント』だから…」
「うーわー!そこ50人入るか入んないかじゃーん!!」
「わ、ちょっと、円香、興奮し過ぎだって…」
今にも私に迫って来そうな勢いの円香を「どうどう」となんとか押さえて、私は苦笑いを浮かべる。
緊張、してるせいかもしれないけれど、胃が痛い。
こんなんで、一人ライヴになんか参戦出来るのか…手元に戻ってきたチケットを眺めて、小さく溜息を吐いた。