過保護なドクターととろ甘同居


エコーをしたときの赤ちゃんの体勢によって見える、男の子のしるしが見えないと先生は言う。

今日もやっぱりそのようで、モニターを指差しながらそれを教えてくれた。


「女の子か……」

「沙綾に似た女の子が生まれそうだな」


モニターを見つめる先生は、私の顔と見比べるようにして穏やかに微笑む。


「えっ、私に似てますか?」


先生の手が、横たわる私の頬に触れてくる。

さらさらと撫でると、「沙綾に似て可愛い」なんて、こっちが照れてしまうようなことを言ってくれた。

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