過保護なドクターととろ甘同居


ベッドのサイドテーブルに院内用PHSを置くと、先生は私が横になるベッドへと上がってくる。

私が妊娠してから、先生は夜勤で出てくれるバイトのドクターを一人雇った。

深夜に下に下りることが少しでも減ればいいと、色々考えてくれているようだ。

それでも緊急で下からの呼び出しがあれば行かなくてはならないから、医療用PHSは手放せない。


横になる私にタオルケットをかぶせながら、「ちゃんと掛けろ」と先生は隣に横になる。

膨らむお腹の上にそっと大きな手の平を置いた。


「あとちょうど五ヶ月か」


今日は、八月二十日。

予定日が一月二十日だというから、あと五ヶ月ちょうどで出産予定日となる。

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