過保護なドクターととろ甘同居
「では、こちらに入っていただいて、カーテンを閉めてくださいね。内診は初めてですか?」
やっぱりそうか、内診てやつか。
そう思いながら「初めてです」と答える。
「下着を脱いでもらって、中にカゴがありますからね、スカートは脱がなくて結構ですよ。捲り上げて診察台に座ってくださいね」
「あ、はい……」
何でここの産婦人科に来てしまったんだ。
中に入りおずおずと下着を下ろしながら、今更そんな後悔の念に駆られていた。
あの人がここの病院の先生だと知っていたら、この病院に来ることはなかった。
変に意識しているわけではないけど、若い男(しかもイケメン!)の先生に診てもらうのは診療内容的に居たたまれない。
あちらは毎日何人もの患者さんを診ていて、もう慣れたものだろうし、何の感情もなく対応できるのだろうと思う。
だけど私の方は違う。
産婦人科も初めての上、デリケートな部分を医者とはいえ初対面の男性に見せるのだ。
しかも、煌々と明るいところでなんて、恥ずかしくないわけがない。
その上、相手は微妙に知っている人。
先生の方は私の顔も覚えてないみたいな様子だったけど……。
こんなことなら、おじいちゃんの先生とかの方がよっぽど耐えられたに違いない。