クールな王太子の新妻への溺愛誓約
クレアに聞かれ、マートが瞬時に笑みを浮かべる。
「なんでもありません。マリアンヌ様がご無事でよかったです」
「本当にありがとう」
もう一度お礼を言うクレアのうしろから、ベティが声をかける。
「そろそろお部屋の方へ……」
長居は無用だと言いたいのだろう。ここはベティに従おう。
「それじゃマート、無理は絶対にしないでね」
クレアはそう言い残し、マートの部屋を後にしたのだった。