クールな王太子の新妻への溺愛誓約
ベティは大真面目だ。
クレアの顔は、“かわいがっていただく”というワードでボン!と音を立てて燃えるように赤くなった。
「とにもかくにも、初夜でございますね」
ベティがまたもや繰り返す。
クレアは心の中で『連呼しないで!』と叫んだ。
「では、こちらへ」
ベティがクレアの手を取り、彼女を立ち上がらせる。そのまま手を引き、ベッドへと連れていった。
「そこへ横になっていただけますか?」
「寝ればいいのね」
クレアはベティに言われたとおり、ベッドに上り仰向けで横たわった。
ベティも「失礼いたします」と言いながら、クレアの足側からベッドに上がる。そして、クレアの足の裏のすぐそばに正座をした。
「ひとつ確認なのですが……」
神妙な面持ちでベティが尋ねる。