クールな王太子の新妻への溺愛誓約
クレアの笑顔は引きつり、瞬きも激しくなる。明らかに挙動不審だ。
レオンは愛しさを込めて笑みを浮かべた後、クレアの格好を見てハッと息を飲んだ。三つのランプの明かりだけが頼りの薄暗い部屋とはいえ、その艶めかしい姿ははっきりととらえることができる。
レオンは、すっかり大人の女性へと変貌を遂げたクレアを前にして、時を忘れたかのように見入った。その美しさを改めて思い知ったような顔だった。
あまりにじっと見つめられ、クレアは恥ずかしさからレオンに背を向けた。
レオンのうしろでドアが閉まる。その音にビクッとしたクレアは、その直後にもう一度肩を大きく弾ませた。レオンに後ろから抱きすくめられたのだ。
「クレア」
耳元でレオンが吐息まじりに囁く。
クレアは、緊張と高揚感で返事もできない。
丁寧に整えた長い髪をそっとかき上げ、あらわになった首筋にレオンが音を立てて口づけると、クレアはそれだけで気が遠のいてしまいそうだった。呼吸が浅くなり、胸は異常なまでに高鳴る。
どうすることもできずにじっとしていると、レオンに体を反転させられた。
咄嗟に両手で体を隠すようにして、クレアが俯く。