クールな王太子の新妻への溺愛誓約
「クレア、顔を見せて」
レオンに言われ、おずおずと顔を上げた。
すぐに捕まえられた視線。レオンのいつになく熱の込められた瞳を見て、クレアはそこから目を離せなくなった。
「とても綺麗だ、クレア」
ふるふると首を横に振り、「それはレオン様の方です」とクレアが言う。
眩しすぎてレオンを凝視できないのに、一度捕えたら、目を奪われてしまう不思議。神々しさすら感じる。見目麗しいとはこのことだと、クレアはしみじみと思った。
「無自覚は罪だ、クレア」
目もとに笑みを浮かべ、レオンがクレアの顎を持ち上げる。
レオンは、ゆっくりと近づけた唇をクレアに触れる寸前で止めた。
「やっとクレアを手に入れられる」
囁く吐息を唇に感じたクレアは、こらえきれずにレオンの首に手を回した。
体の奥から熱が芽吹く。早くレオンに触れてほしくて、甘い瞳を見つめ返した。