同居相手はまさかの!?
【茉莉side】


「…知ってんだろ。全部」


そう言って藤堂君の目は冷たい…またあの時と同じ目をしていた。


「…藤堂君もスパイなの?」


ここまで来たらハッキリさせなきゃ


そう決めたあたしは唐突に質問をした。


「……」


藤堂君は抵抗をする訳もなく、ただ黙っていた。


「答えて」


「…うん」


(やっぱり…!)


「…って言ったら?」



こんな時でも茶化すんだ。



「…茶化さないで!」


あたしは思わず、大声を出してしまった。


藤堂君はしばらくの沈黙の後、口を開いた。


「…そうだよ。俺はあのDestinyの会社の社員。
今までずっと茉莉を監視してた。
あーあ。まさかこんなすぐバレるとはな。
…【ゲームオーバーだな】」

藤堂君は冷たい目であたしを見てそう吐いた。


(やっぱりそうなんだ…。)


「…どこまで知ってる訳?」

「…同居した相手は全員Destinyのスパイだと言う事。
監視カメラがあの部屋に付けられてる事。」


「ふーん…。あの事は知らないんだ。」


【あの事】って何?

あたしは、唖然としていた。


あたしが聞こうとした矢先に、藤堂君は口を開いた。

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