同居相手はまさかの!?
あたし達以外にも男女のペアはいた。


「なー…これいつまで待つの?」


「もうちょっと待ってよ!」


「もう帰らねえ?」


「ここまで来たのに何でそんな事言うの!?」


早くもあたし達の前にいたカップルは喧嘩をし始めた。


並んでいた人達は皆若干…イライラしたご様子だ。


さすがの菅原課長も…そんな待てないよね…?


そう思い、菅原課長の隣を見てみると


イライラどころかわくわくしていた。


それはまるで子供みたいな顔で


その時、菅原課長があたしに気づいた。


「??どうかしたか?」


「菅原課長、嬉しそうですね。」


「ああ!俺、スイーツ大好きだからな。並ぶの慣れてるし。
それに待ってからようやく食べれるスイーツって何かご褒美みたいな気がしないか?
何かのゴールみたいなさ。
あれ?説明下手だな。俺…。」


「いえ!」


こうゆう所、尊敬するなー…


見習いたい…。


その時


「お待たせ致しまして申し訳ございません!
先にこちらのメニューお渡しいたします!
もう少しだけお待ち下さい!」



そして店員さんは順番にあたし達にメニューを渡した。


「ありがとうございます!」


そしてあたし達はメニューを受け取り、ページを開いた。
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