クールな部長とときめき社内恋愛
「春伸さんのこと、好きなんですね」
「……えっ!?」
並田さん顔がいっきにカアッと赤くなっていく。どうやら彼女はとてもわかりやすい人みたい。
「な、なんでそう思うの!?」
「あ、えっと、並田さんの表情を見てなんとなく」
本当は逸希さんから聞いていたけれど、それは黙っておこうかなと思った。逸希さんから話を聞いていなくても、春伸さんのことを話す並田さんの表情を見ていれば、気づけただろうし。
並田さんは赤い頬を押さえて困っていた。
「もーう。わたし、わかりやすいって言われるから春伸の話は限られた人にしかしないって決めていたんだけど……友野さんは逸希くんの恋人だからって油断しちゃった」
綺麗な人だから恋愛には余裕がありそうなのに、意外な反応だった。そういえば並田さんは、十年以上春伸さんを好きなのに、気持ちを伝えられないのだと逸希さんは言っていた。
「……春伸のこと、ずっと好きなんだ。でもタイミングが掴めなくて気持ちを言えなくて。自分が勇気を持って一歩を踏み出せないだけって、わかっているんだけどね。だから周りの恋人たちがすごく羨ましいし、尊敬する。好きな人が自分のことを好きになってくれるっていう幸せなことが起こって、お互いが気持ちを素直に伝えたから結ばれているんだもの」
「……えっ!?」
並田さん顔がいっきにカアッと赤くなっていく。どうやら彼女はとてもわかりやすい人みたい。
「な、なんでそう思うの!?」
「あ、えっと、並田さんの表情を見てなんとなく」
本当は逸希さんから聞いていたけれど、それは黙っておこうかなと思った。逸希さんから話を聞いていなくても、春伸さんのことを話す並田さんの表情を見ていれば、気づけただろうし。
並田さんは赤い頬を押さえて困っていた。
「もーう。わたし、わかりやすいって言われるから春伸の話は限られた人にしかしないって決めていたんだけど……友野さんは逸希くんの恋人だからって油断しちゃった」
綺麗な人だから恋愛には余裕がありそうなのに、意外な反応だった。そういえば並田さんは、十年以上春伸さんを好きなのに、気持ちを伝えられないのだと逸希さんは言っていた。
「……春伸のこと、ずっと好きなんだ。でもタイミングが掴めなくて気持ちを言えなくて。自分が勇気を持って一歩を踏み出せないだけって、わかっているんだけどね。だから周りの恋人たちがすごく羨ましいし、尊敬する。好きな人が自分のことを好きになってくれるっていう幸せなことが起こって、お互いが気持ちを素直に伝えたから結ばれているんだもの」