クールな部長とときめき社内恋愛
男女別れて温泉に入った後は、俺たちの部屋に集まって夕食をとった。
俺は頬の赤い湯上りの舞花を手招きして、自分の隣に座らせる。
「部屋も温泉も別だったんだから、飯くらい隣に座って食ってもいい?」
にこりとしながら兄さんと穂乃恵さんに言うと、仕方ないなという感じでふたりは隣同士で座った。
最初はぎこちないふたりだったが、酒が入ったおかげで穂乃恵さんはいつものように明るい笑顔になった。
「逸希くんよかったね、こんなにかわいい彼女ができて」
「うん、最高だよ」
さらっと答えた俺に照れる舞花がかわいくて頭を撫でたいと思ったが、今日は我慢しようと手を引っ込める。
「は、春伸は、いい人いないの?」
穂乃恵さんがちらっと兄さんを窺いながら聞いたから、舞花と俺は雰囲気を邪魔しないよう口を挟まず、自分たちの料理に目を向ける。
「……全然見つからないな」
「まぁ、春伸と付き合う女の子って大変そうだよね。普段冷たいし厳しいし、なにを考えているのかわかりづらいし」
「お前だって、大きな口開けてエビフライ食べて、酔っぱらうとうるさい、なんでも勢いで突っ走ろうとする。付き合う男は見た目との違いに幻滅するんじゃないか」
「ちょっと、失礼すぎるんだけど!」
俺は頬の赤い湯上りの舞花を手招きして、自分の隣に座らせる。
「部屋も温泉も別だったんだから、飯くらい隣に座って食ってもいい?」
にこりとしながら兄さんと穂乃恵さんに言うと、仕方ないなという感じでふたりは隣同士で座った。
最初はぎこちないふたりだったが、酒が入ったおかげで穂乃恵さんはいつものように明るい笑顔になった。
「逸希くんよかったね、こんなにかわいい彼女ができて」
「うん、最高だよ」
さらっと答えた俺に照れる舞花がかわいくて頭を撫でたいと思ったが、今日は我慢しようと手を引っ込める。
「は、春伸は、いい人いないの?」
穂乃恵さんがちらっと兄さんを窺いながら聞いたから、舞花と俺は雰囲気を邪魔しないよう口を挟まず、自分たちの料理に目を向ける。
「……全然見つからないな」
「まぁ、春伸と付き合う女の子って大変そうだよね。普段冷たいし厳しいし、なにを考えているのかわかりづらいし」
「お前だって、大きな口開けてエビフライ食べて、酔っぱらうとうるさい、なんでも勢いで突っ走ろうとする。付き合う男は見た目との違いに幻滅するんじゃないか」
「ちょっと、失礼すぎるんだけど!」