クールな部長とときめき社内恋愛
藤麻兄弟のやりとりを見てから、一週間が経った。
『手伝いお願いしていい?』と言っていた次の日からさっそく藤麻さんはわたしに雑務を手伝わせたりして余計に絡んでくるけど、多少慣れてきて軽い冗談には対応できるようになった。でも、彼のからかうような笑みはやっぱり苦手。
こちらが慌てたりするのを面白がりながら、わたしの部屋に泊まった話を会社でしてきたりするのだから。
藤麻さんのことは放っておくんだ!と言い聞かせ、オフィスの棚の上に置いてあった午後の会議で配る紙の資料を人数分クリップで綴じる。
そしてまとめて会議室へ運ぼうとしたとき、ふたつに分けて重ねていたひとつが横からすっと持っていかれた。
「持って行くの、手伝うよ」
顔を上げると藤麻さんが微笑んでいる。
急に声をかけられたから、ドキッとしたわたしは彼を見て固まってしまった。
重いわけではないし、ひとりでも十分運べる量だから手伝ってもらわなくても平気なのに、わたしが硬直している間にさっさと持って先に行ってしまう。
「あ、あの、藤麻さん、わたしひとりでも平気です。自分の仕事を……」
「午前の仕事はもう終わったし、通りかかってたまたま手があいていたんだから別にいいだろ?」
軽く振り返ってそう言った藤麻さんの強引さに、胸の鼓動が速くなっていく。
それ以上はなにも言えないまま、おとなしくふたりで会議室へと向かった。
『手伝いお願いしていい?』と言っていた次の日からさっそく藤麻さんはわたしに雑務を手伝わせたりして余計に絡んでくるけど、多少慣れてきて軽い冗談には対応できるようになった。でも、彼のからかうような笑みはやっぱり苦手。
こちらが慌てたりするのを面白がりながら、わたしの部屋に泊まった話を会社でしてきたりするのだから。
藤麻さんのことは放っておくんだ!と言い聞かせ、オフィスの棚の上に置いてあった午後の会議で配る紙の資料を人数分クリップで綴じる。
そしてまとめて会議室へ運ぼうとしたとき、ふたつに分けて重ねていたひとつが横からすっと持っていかれた。
「持って行くの、手伝うよ」
顔を上げると藤麻さんが微笑んでいる。
急に声をかけられたから、ドキッとしたわたしは彼を見て固まってしまった。
重いわけではないし、ひとりでも十分運べる量だから手伝ってもらわなくても平気なのに、わたしが硬直している間にさっさと持って先に行ってしまう。
「あ、あの、藤麻さん、わたしひとりでも平気です。自分の仕事を……」
「午前の仕事はもう終わったし、通りかかってたまたま手があいていたんだから別にいいだろ?」
軽く振り返ってそう言った藤麻さんの強引さに、胸の鼓動が速くなっていく。
それ以上はなにも言えないまま、おとなしくふたりで会議室へと向かった。