遠い昔からの物語

廣子の甘い声と息遣いが、おれの欲情を果てしなく肥大させる。

おれは、廣子のやわらかな太腿の内側に手を掛け、股を大きく開かせた。

昨夜は闇に包まれて全く見られなかったそこ(・・)をはっきりと白日の下に(さら)した。

「……そがぁなとこ……見んで…ぇ……」

廣子が縋るような泣き声で哀願するが、そんな願いを聞くようなおれではない。

そこ(・・)は、まるで赤ん坊の唇のようにみずみずしい薄紅色をしていた。

発せられる甘酸っぱい匂いが、おれの鼻腔を刺激する。

(たま)らず顔を(うず)め、廣子のそこ(・・)を舐め尽くし、吸い尽くす。

廣子は身をよじって喘いだ。

奥からは淫らな汁が絶え間なく溢れてきて、おれの唇や舌を濡らす。

今まで商売女しか相手にしてこなかった所為(せい)もあるが、まさか自分が女のこんなところを吸えるとは思わなかった。

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