*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
『……あの…………色々話せて……嬉しかったです』


『……俺もだよ。……ごめん、お休み。……またね』


私は、暗い空の下でも変わらず綺麗な瞳にじっと見上げられ、加速されるドキドキに目を泳がせ震えそうになりながら精一杯の気持ちを伝えた。

すると先輩は、今まで見た中で一番柔らかな眼差しで優しく微笑み返してくれた。

でもすぐにまた相葉先輩がくしゃみ連発。

先輩は、謝りながら窓を閉め笑って手を上げると、私を見つめながらゆっくりとアクセルを踏み、名残惜しむように走り去って行ったのだった。
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