*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
ゆっくり意識が戻ると、誰かが首筋の汗をタオルで拭ってくれている。

結局着替えもまだのまま、うつらうつらしていたみたい。

喉も超渇いた。

ゆっくり目を開けると、先輩はベッド下に座り心配そうな眼差しで覗いていた。


「よかった、起こそうか迷ってた。薬飲もう。水も飲まないと」


「……喉カラカラ」


「体起こせる? このまま飲む?」


「……このまま」


頭上げるのも辛い、早く飲みたい。

虚ろな目でじっと先輩を見つめると、すぐにペットボトルを口に当ててくれる。
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