*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
「はい、あ~ん」


照れる余裕などなくすぐに雛鳥のように口を開けると、先輩はとびきりの微笑を落とし慎重にゆっくりと注いでくれた。

でも横に向きすぎてたせいか上手く飲めず濡れた私の髪を、慌ててタオルで拭いてくれる。

その後何度も謝る先輩に、申し訳なくて頑張って起きようとする

でも慌てて止められてしまう。


「頭グラグラだろ?」


でも飲みたいの、すっごーく飲みたいの。

今の私きっと恐ろしく情けない顔で、先輩を見上げてるに違いない。
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