あなたに追いつきたくて
「こんなおじさんと寝るの嫌じゃないの?」

「先生まだ若いじゃないですか。だめですか?」

「いや、俺はいいけど…」

うん、別に同じベッドで寝たってね?

何かあるわけじゃないし。

生徒だし。


でも年頃の女の子って普通嫌がらないか?

まぁ、本人がいいなら良いんだけど。

「よかった…」


俺、本当に大丈夫なのかな?


そう思いながらも俺は白岡さんに手を引かれて寝室に向かった


布団に入っても眠れない様子の白岡さん。

俺は下手に横向いたり出来ないから普通に仰向け。



「先生…?」

「ん?」

さっきまで半人分くらい開いていた間をつめて俺の方を向いている白岡さん

意外と甘えん坊なんだ~とか思いながらちょっと戸惑う。

少し遠慮がちに掴まれた袖

「どうした?」

そう言いながら俺も白岡さんの方を向く


白岡さんは首を横に振って頭を俺の胸によせた


どうしたらいいか分からなかったから

なんとなく頭を撫でていると一分もしないうちに寝た


「やっぱり眠かったんだ笑」

しばらくして俺も眠りに落ちた。
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