あなたに追いつきたくて
「そうだ、出掛ける?なにか用事ある?」
「ないです!」
「よーし、どこ行こっかな~。」
「んー、海いきたいんです。夏行けなかったから。」
「おー、いいじゃん!海にしよう!知ってる人も居なさそうだしさ~」
ガチャと車の助手席に案内してくれ、
大人だなと感じる
昨日一緒にタクシー乗ってた人とか、小高先生とかにもこうやってやってきたんだろうな…
「…先生って車運転できるんですか?」
「あー、出来るよ。じゃーいこっか。」
「なんか、先生って自転車のイメージです」
「あぁ、学校行くとき自転車だからね~」
赤いニットの上に黒いズボン
シーンとした車の中に控えめにかかっているクラシックの音楽
運転してる姿を横からぼーっとみてるだけですごく幸せな休日
信号が赤になるのと同時にゆっくりととまる車
先生はちらっとこっちを見て
私の目を手で覆い
「あんま見んな。」
素っ気ないように発せられた言葉に先生の少し照れ隠しが混ざってるのが分かる
私は恥ずかしくなってなにも言わず窓の外を見つめた
「ないです!」
「よーし、どこ行こっかな~。」
「んー、海いきたいんです。夏行けなかったから。」
「おー、いいじゃん!海にしよう!知ってる人も居なさそうだしさ~」
ガチャと車の助手席に案内してくれ、
大人だなと感じる
昨日一緒にタクシー乗ってた人とか、小高先生とかにもこうやってやってきたんだろうな…
「…先生って車運転できるんですか?」
「あー、出来るよ。じゃーいこっか。」
「なんか、先生って自転車のイメージです」
「あぁ、学校行くとき自転車だからね~」
赤いニットの上に黒いズボン
シーンとした車の中に控えめにかかっているクラシックの音楽
運転してる姿を横からぼーっとみてるだけですごく幸せな休日
信号が赤になるのと同時にゆっくりととまる車
先生はちらっとこっちを見て
私の目を手で覆い
「あんま見んな。」
素っ気ないように発せられた言葉に先生の少し照れ隠しが混ざってるのが分かる
私は恥ずかしくなってなにも言わず窓の外を見つめた