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カレンさんのところに着いたのはもう夕方だった。
レオは昼間から店で飲んでるらしく
タクミのところには行かなかったようだ。
アタシはホッとしてレオの隣に座った。
「どこ行ってたの?心配した。」
「心配か…心配ね…
オレじゃなくてタクミに逢いに行かないか心配で来たんだろ?」
図星だったが、アタシはレオを何とか宥めて
ここから離れるように説得しなきゃならない。
「そうじゃないよ。
急に居なくなったら心配するのは当たり前でしょ?」
「それならタクミも呼んで3人で話そう。」
「え?
タクミはこの時間仕事だよ。」
「仕事って高校生にバレー教えてるんだろ?
そろそろ終わるだろ?」
レオはタクミに連絡しようとして
アタシはそれを止めたかった。
「一度はキチンと話さないといけないんじゃないの?」
でもレオにそう言われてアタシは承諾した。
タクミとレオが二人きりで逢うより
アタシがいる方がずっとマシだと思ったからだ。
タクミは20時近くになってようやくカレンさんの店に来た。
「よう、元気だったか?」
もう出来上がったレオがタクミに挨拶した瞬間
殴りかかって、タクミの唇が切れた。
「レオ、喧嘩するなら外でやって。」
カレンさんが頬杖をつきながら渇いた声で言った。
「レオ、やめてよ。」
アタシがレオを止め、
タクミは唇の血を拭うと黙って席に着いた。
レオは昼間から店で飲んでるらしく
タクミのところには行かなかったようだ。
アタシはホッとしてレオの隣に座った。
「どこ行ってたの?心配した。」
「心配か…心配ね…
オレじゃなくてタクミに逢いに行かないか心配で来たんだろ?」
図星だったが、アタシはレオを何とか宥めて
ここから離れるように説得しなきゃならない。
「そうじゃないよ。
急に居なくなったら心配するのは当たり前でしょ?」
「それならタクミも呼んで3人で話そう。」
「え?
タクミはこの時間仕事だよ。」
「仕事って高校生にバレー教えてるんだろ?
そろそろ終わるだろ?」
レオはタクミに連絡しようとして
アタシはそれを止めたかった。
「一度はキチンと話さないといけないんじゃないの?」
でもレオにそう言われてアタシは承諾した。
タクミとレオが二人きりで逢うより
アタシがいる方がずっとマシだと思ったからだ。
タクミは20時近くになってようやくカレンさんの店に来た。
「よう、元気だったか?」
もう出来上がったレオがタクミに挨拶した瞬間
殴りかかって、タクミの唇が切れた。
「レオ、喧嘩するなら外でやって。」
カレンさんが頬杖をつきながら渇いた声で言った。
「レオ、やめてよ。」
アタシがレオを止め、
タクミは唇の血を拭うと黙って席に着いた。