エリート医師のイジワルな溺甘療法
ギプスシャーレも取れて片松葉杖で歩くようになり、幾日か過ぎた日の真っ昼間のこと。
私は診察室で、悶えていた。
「やっ。先生……これ以上されたら……」
安西先生の手が触れるたび、体に震えが走る。
私は寝台に乗せらられいて、脚のうえには先生が軽く覆い被さっているからあまり身動きができない。
そんな無防備な私に触れてくる手は、カーテン一枚隔てた向こうに大勢の人がいるというのに、ぜんぜん容赦がない。
だから、寝台の端をぎゅっと握って唇を固く閉じ、声を漏らさないよう必死に堪える。
だって変な声を外の人たちに聞かれたら、恥ずかしすぎて死ねる。
先生は、そんな私の状態を楽しんでいるようで、口角をあげてちらりとこちらを見るけれど、手を止めようとしない。案外イジワルだ。
「なかなかいい反応だぞ……それなら、こうされると、どう?」
「あ、あ、それ、待って」
もう限界に近いのに、さらに強い刺激を与えてくる。
思わず体を起こして、手を伸ばして制するけれど、先生はニヤリと笑うのみだ。
「もう、お願いです」
「懇願されても待てないな。ほら、こんなに硬くなってるんだぞ?」
「う、でも……」
「ここだぞ。分かるだろう?」
先生は諭すような口調で言って、硬くなって少し膨張している部分を指差す。
そして、男性のくせに細くしなやかな指がするりと撫でるから、背中がぞくぞくして、つい涙目になる。