冷愛冷涙-Reiai Reirui-
全部お母さんが……?


「うれしい…。ありがと!」


今日は嬉しいことばっかりだ。


「おつかい頼んでる間に悠里ちゃん達に来てもらってたのよ。さっ、食べましょ!」


あのおつかい、このためだったんだ。


「愛の母さん、料理超上手いよな」


蒼汰がさっそく座って、料理に手をつけ始めた。


皆それにつられて、各自手を合わせて食べ始める。


小さいハンバーガーや、唐揚げ、等々、お店に注文したんじゃないかと思うくらいのクオリティ。


しかも、超美味しい!


「んー!!!蒼汰それ私が食べようとしたやつ!!」


悠里が、ローストビーフを口に入れた蒼汰に叫んだ。


「いいだろ、別に。まだまだあるじゃんか」


「それが良かったのっ」


子供みたいな悠里。
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