冷愛冷涙-Reiai Reirui-

**

ガチャ…


「ただい─」


玄関を開けて中に入った瞬間。


パンパンパン!!


「「「「おかえりーー!」」」」


クラッカーが弾ける音と、何人もの声が降りかかってきた。


「何何!?」


ビックリしたぁ。


顔を上げると、さっき別れたはずの悠里と、蒼汰、陸、そしてお母さんが出迎えてくれていた。


「え……?」


何で悠里たちが…?


「まぁまぁ入って入って!」


なぜか悠里に言われて、自分家のリビングに恐る恐る入る。


そこには、超豪華な手料理たちが並んでいた。


そして、ケーキも。


「これ……」
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