孤高なCEOの秘密を知ったら、偽装婚約で囲われ独占愛に抗えない
『料理をいただく前に、早速要点だけお伝えします』
社長の隣に座り、完全に仕事モードに切り替わっている彼の英語を通訳する。
社長が懐から出したのは、昨日こっちへ着いたときに出向いた観光協会会長の名刺。
『昨日話は通してきました。浅田部長に、こちらとの取引を総轄していただきたい』
テーブルの上に出された名刺を見つめたまま固まる浅田部長。
それもそうだろう。
自身の実績を上げることが、彼にとって東京本社へ戻ることのできる唯一の手段だ。
そこに今、社長が慈悲の手を差し伸べていると、彼は瞬時に悟ったのだと思う。
昨日、観光協会との話し合いのあと、社長は浅田部長をこの場所へ呼び出すようにと私に指示していた。
彼に今回の案件のすべてを一任すると、最初から決めていたのだそうだ。
社長の隣に座り、完全に仕事モードに切り替わっている彼の英語を通訳する。
社長が懐から出したのは、昨日こっちへ着いたときに出向いた観光協会会長の名刺。
『昨日話は通してきました。浅田部長に、こちらとの取引を総轄していただきたい』
テーブルの上に出された名刺を見つめたまま固まる浅田部長。
それもそうだろう。
自身の実績を上げることが、彼にとって東京本社へ戻ることのできる唯一の手段だ。
そこに今、社長が慈悲の手を差し伸べていると、彼は瞬時に悟ったのだと思う。
昨日、観光協会との話し合いのあと、社長は浅田部長をこの場所へ呼び出すようにと私に指示していた。
彼に今回の案件のすべてを一任すると、最初から決めていたのだそうだ。